4/4 薬で病気は治らない その①

みなさんは、薬について考えたことありますか?

体の具合が悪くなったとき、みなさんは病院へいきますね。
救急の場合はもちろんですが、少し具合が悪いときでも、心配だからとりあえず病院に行く、という人がほとんどだと思います。

そこで診察を受け、最後にいくつかのお薬を出されて、一安心といったところでしょうか。

でも、みなさんに知っておいて欲しい重大なことがあります。

特に、今現在、病院でだされた薬を飲んでいる方。
また、その他にも薬局等で買った薬を飲んでいる方は、知っておいてください。

 実は、ほとんどの薬は、病気を治すためのものではないのです。
 ほとんどの薬は、症状を抑えるためのものです。

当たり前のことのようですが、知らない人が意外と多いのに驚きます。

以前、風邪薬は風邪を治すためのものではないことを紹介しました。
今回はその他の薬についてお話しましょう。

鎮痛剤

脳の痛みを感じる部分を働かなくします。
頭痛、生理痛、歯痛などに利用されますが、単に痛みを抑えているだけです。
当然、痛みの原因を改善するものではありません。一番解りやすい例かもしれませんね

 胃薬

色々な種類がありますが、一般的に、痛みを止めるタイプと、消化を助けるタイプの二つに分けることができます。
 痛みを止めるタイプは、出すぎた胃酸を抑えたり、中和したりします。
後者は、消化酵素によって、食物の消化を補助します。

いずれも、その時の症状を一時的に改善するだけにすぎません。

 降圧剤

 こちらも、色々な種類があり、それぞれ作用の仕方が違います。
ですが、いづれも薬の力で無理やり血圧を下げているだけにすぎません。

 当然、薬をやめれば血圧は上がります。
飲み続ければいづれ“薬を飲まなくとも血圧が正常値に落ち着く”ということはありません。

糖尿病薬

糖の吸収を抑えたり、膵臓からインシュリン(血糖値を下げるホルモン)の分泌を促したりするものがあります。

後者は、弱った膵臓から無理やりインシュリンを絞りだします。
これなどは、はっきり言って、瀕死の駄馬にムチを打っているようなものです。
薬を飲めば、あくまで、数字の上では血糖値が下がるということです。

睡眠剤

薬の力によって、脳の一部を働かなくさせ、睡眠へ導きます。
その名の通り、飲めばその時は眠れます。ですが、不眠症を改善する作用は全くありません。

キズ薬(消毒薬、化膿止め)

塗ればキズが早く治ると思っている人が多いのですが、実際はキズ口から菌が入り込まないように殺菌、消毒しているだけです。
つまり、これ以上悪化しない様に処置しているにすぎません。

抗真菌剤(水虫薬)

水虫の原因菌である“カビ”を退治する薬です。とは言っても10割全部の菌を退治できるわけではなく、実際に退治できる菌は一部だけです。

ですから、水虫薬を使い続けているのに、いつまでたっても治らない人がたくさんいます。

湿疹、皮膚炎薬

炎症を抑え、皮膚の赤みとかゆみをとります。
塗れば赤みとかゆみは治まりますが、皮膚炎の原因を改善するものではありません。

湿布薬

肩こり、腰痛、打ち身、ねんざ等によく利用されます。
ですが、これも単に痛みを抑えているだけです。

鎮痛剤の貼り薬版と思ってください。最近は、ゲル状、液状など色々なタイプがありますが、これも型が違うだけで、作用は貼り薬と一緒です。


ざっと、薬の作用を説明してきましたが、こういった、ある症状に対して、その症状を和らげる治療方法を、「対症療法」といいます。

つまり、すべての薬は、症状をやわらげるためのものであって、病気を治すためのものではないんですね。

今回はここまで。
写真は、私が深夜アルバイトしている薬局の調剤室です。

今回の記事が面白いと思った方はここを…

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by ietaka-karatsu | 2005-04-04 20:33 | 健康


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