資格という名の呪縛 その四

一週間のご無沙汰でした。


いちおう、毎週水曜日更新予定です。
あくまで予定です!^^
どうぞよろしくです。


さて、つづきです。

金欠に追い込まれた私は、さすがに困り果て、渋々、薬剤師として働くことを決意。
近くのドラッグストアの“パートの募集”に連絡したのでした。


履歴書を持って、早速その店の面接。


店長は開口一番、とんでもないことを言う。

「君は調剤の経験があるみたいだね。うちは今後、調剤に力を入れていくからちょうどよかったよ。」


なに?ちょ、調剤?
ちょっとまて、ここは調剤なんてやってなかったはず。


奥の方をチラッと覘く。
すると…


ゲゲッ、いつの間に調剤室が出来ているではないか。
前に覘いたときにはなかったのに…


ガビーン、ガビーン、ガビーン (古くてすみません^^)


店長は今すぐにでも調剤室に入って働いて欲しいといった感じ。
私のお財布の中には数百円しか入っていない。(泣)


「NO!!!!!!」


などとは当然言えず、作り笑顔で、「はい。調剤でも何でもやらせていただきます!」
と答えたのでした。(--)


結局、あれほどやりたくなかった調剤に逆戻り。
勢いよく辞めてから、2年間逃げ回った挙句が、再び調剤。

このときは、「なーにやってんだろ、俺」と本当に落ち込みました。

前回も言いましたが、逃げれば逃げるほど、現実は逃がさないように、見たくない現実を見させるように仕向けてくるんですね。


唯一救いだったのが、日曜日。
日曜日は、調剤業務がなく、売り場の担当だった。

いつもお客として見ていた世界。
それが、今度は物を売る側の世界に変わった。


お店の目的はたった一つ。
それは、売上を上げることだった。


店長を中心に、みんなが力を合わせて、売上を上げていく。

そのときのみんなの頭の中は…


いったい、どうすれば、お客さんがたくさん来てくれるのか?
来たお客さんに喜んでもらうにはどうすればいいか?
どうすれば、お客さんが再び来店してくれるのか?
どんな値段をつければ、たくさん売れるのか?
利益の高い商品を売るためにはどうすればいいか?
どういった、商品が今流行っているのか?
どのような陳列をすれば商品が売れるのか?
どんなPOPを書けば、お客様の目に留まるのか?
(POPとは、値段や、商品を説明する紙のことです。)

エトセトラ、エトセトラ。


その頭の中の質問の答えに応じて、みなそれぞれが自分の担当の仕事をこなしていく。


薬剤師でありながら、こういったことを学んでいった。
売上を上げるために、自分も色々頭を使って考えた。
そして、いつの間にか、考えることが楽しくなってきていた。


決められたことをこなすだけの調剤と違って、考える“自由”があった。
ここでの経験は、本当にためになった。


一年後、正社員として、新たな職場が決まった。
調剤の一切ない、ドラッグストア専門の会社。


そして、私は“いかに売上を上げるか”の世界に身を投じていった。
そこで、私は一人の店長と出会うことになる。

私と同年代。

そして、実はこの店長が、私の歩んできた道を完全否定することになるのであった。

このお話は、また来週。


           写真は、私がパートしていたドラックストア
c0015772_1712146.jpg
c0015772_17122120.jpg

[PR]
by ietaka-karatsu | 2005-11-02 17:12 | 真実が隠れた!?物語


<< みなさん、コメントどうもありがとう ちょっと一休み >>