2006年 05月 22日 ( 2 )

私が菜食になった理由 その⑪

今までの常識がガタガタと音を立てて崩れていく。
そんな感じだった。

「自然治癒力を活かせ」 小倉 重成

この本は、私の頭の中の健康に関する知識をすべて否定した。
(詳しくは皆さんも読んでね^^)

特に食生活に関して。
動物性食品は百害あって一利なし。
健康のためには一日一食で十分。

????????????
はじめに読んだときは?が頭の中を駆け巡った。
混乱しまくり。

こんな食事で栄養は足りるのか。
スタミナは?
カロリーは?
一日30品目食べるのが理想なのでは?

ところが、何度も読み返していくうちに、ここに書かれていることは、本当に正しいのかもしれないと思うようになった。

思い当たるふしがいくつも思い浮かぶ。
例えば、高校時代、野球の練習でよく肩を痛めた。

この本によると、原因は食生活。
ラーメンしか食べてなかったもんな…(--)

体がだるいのは、食べすぎが原因。
顔色が悪いのも野菜不足が原因。

とにかく、この本に書かれていることはすべてが目からウロコだった。

実践してみよう。
そう思った。

途中何度も挫折を繰り返し、徐々に食生活を変えていった。
完全に食生活を変えるのに、二年くらいかかっただろうか…

食べたい欲求を我慢する。
これは想像以上に辛いものだった。

我慢しては、欲求が爆発し、普段以上に食べてしまい、自己嫌悪に陥る。
そんなことを繰り返した。


なぜ乗り越えられたのだろう?


それは、自分の内面の変化だった。



肉食がなぜ体に悪いのか?

肉を食べるとはどういうことなのか?

人間の手で、動物を育てて、殺して、食べる。これが世の中に対して、どういう影響を及ぼしているのか?

肉食の国の人々は、菜食の国の人々に比べて、重い病気になりやすい。これにはどういう意味があるのか?
つまり、生き物を殺すことが、常に死に近い世界にいるということではないのか?


色んな思いが、自分の内面を変えていった。
そして、いつの間にか、肉を食べたいという思いは消えていた…



ミルミル体が甦っていった。
東洋医学にも興味がわき、勉強を始めた。
学校にも通った。
薬剤師の資格を使って、漢方薬の販売に携わった。

こうした経験、学んだ知識、知恵が、今の自分の仕事に活きている。





私は、今の仕事が大好きである。
こんな私は、けっこう幸せなのかもしれない。


「私が菜食になった理由」 … 完


このブログ、最高に素敵な人生、意識改革編は、次回で最終回です。
今までずっと読んでくれた人へ。

本当にどうもありがとう。
最終回は水曜日に更新します。


追伸…

私は、今はベジタリアンです。
ですが、今まで述べたとおり、ほんの少し前まではバリバリ肉を食べていました。

よく、肉食者を完全否定するようなベジタリアンがいますが、これは正しいとは思いません。
ベジタリアンもベジタリアンになる前は肉食者だったんですから…

ただ、早いか遅いかの違いだけです。
早いからといってえらくもなんともないわけですから…

人々に内面の変化が起これば、おのずと食生活は変わってくる。
私はそう思います。

それをゆっくり待つのも悪くないと思うのです。
                                 唐津
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by ietaka-karatsu | 2006-05-22 23:56 | 真実が隠れた!?物語

私が菜食になった理由 その⑩


病院は、希望を与えてくれるところではない。
むしろ、不安にさせてくれるところである。


「気胸は再発する人も多いから…」

「原因ははっきりしていない。いつまた起こるかわからないし、防ぎようがないからね」

「今後は飛行機はあまり乗らないほうがいい。気圧の関係で、肺が破れることもあるから…」

「水中にもぐるのも、これからはあまりやめたほうがいいね」



医者が私に言った言葉である。
気胸で病院に運ばれ、入院して10日目。
治療は順調に進み、体も回復しつつあった。

しかし、先の医者の言葉が耳に残った。
自分の体にはじめて不安をいだいた。

気胸は再発を起こしやすい?
いつ起こるかわからない?
原因不明?
防ぎようがない?
飛行機に乗るな?


体の悩みを抱えることの不安。
これをはじめて知った。

入院生活は地獄だった。
肺を膨らませる大きな機械を付けているので、ベッドに寝たきりの生活。

風呂はもちろん、トイレにも行けない。
ずっと寝たきり。
寝返りもうてず、ずっと同じ体勢のまま。
何も出来ない。
こんなに辛いことはない。


再発なんて二度とごめんだった。
けれど、医者は防ぎようがないという。

これからずっとビクビクしながら生活しなきゃならないのか。


そんなとき、ある人がお見舞いに訪れたのでした。
私にとっての最初の先生になる人。(私が勝手に先生にしてしまっています^^むこうはなんとも思ってないかも…)

「大変だったね。でもすっかり元気になったようだね。すぐ退院して、仕事に復帰して、少し体を動かすことだよ」


すぐ仕事しろ、体を動かせって、今言ったよな。
普通なら、少しゆっくりしなさい、無理しない方がいいとか言うよね。
聞き間違いたか?内心そう思った。


「医者は、原因不明で再発の可能性もあるというのですが…」

「体質を変えることだよ。肺が破れない、しっかりとした体質を作れば、再発はないし、なんの心配も要らないよ。飛行機だって大丈夫。」


体質を変えるって簡単に言うけど、朝から晩まで働いて、疲れが溜まったから、こうなったんじゃないの?
それをまたすぐ働けって、どういうつもりなんだろう?
これが本音だった。


「ところで、唐津君は肉が好きだね。野菜がぜんぜん足らないよ。だからそんな顔色してるんだよ!まずは野菜を摂ることからだね。」

肉が好き。野菜が足らない。
本当にそうだった。というか、肉しか食べてなかった。

どうしてわかったんだろう?
顔色?
それだけでわかるものなのか?
とにかく不思議なことばかり言う人だ。


「参考になると思うから、この本を読んでごらん」


帰り際にそう言って、先生は一冊の本を置いていったのでした。

先生が置いていった本。
これが、私の人生を劇的に変える一冊となることを、その時私はまだ知らなかった。
つづく。

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by ietaka-karatsu | 2006-05-22 00:18 | 真実が隠れた!?物語