カテゴリ:真実が隠れた!?物語( 18 )

私が菜食になった理由 その①

菜食って?

わからない人のために、一応説明しておきます。
菜食主義 = ベジタリアン
肉、魚、卵など、動物性のものを食べない人のことをさします。
(ベジタリアンにも色々な種類がありますが、ここではその説明は省略します)


唐津先生はなんで菜食なんですか?


よく聞かれる質問です。


それに一言で答えるとすれば…


自分のためです。^^


そして、それが結果的に色々な利益につながります。

健康上の理由であったり…
経済的な理由であったり…
精神面での利益であったり…
周りの人のためであったり…

ひいては地球全体のためであったりもします。

えっ?ぜんぜんわかんないって?

そりゃそうですよね。
結論だけ書かれても、ピンときませんよね。
でも、一つ一つわかりやすく説明すると、とても長くなってしまうんですよ…

っと、まてよ。
長くなるということは、ブログのネタに最適ではないか。


というわけで、私がどうして、上記のような結論に至ったかを、遠い遠い過去を振り返りながら、語ってしまおうというふうに思ったのでした。^^



むかーし昔のそのまた昔。
私の小学生のころの食生活から、お話は始まります。

みなさんは小さい頃、大好きだった食べ物ってなんですか?
ハンバーグとか、エビフライとかカレーライスとかですか?


普通はこんな感じですよね。


でも、私が大好きだった食べ物はぜんぜん違います。


今考えるととんでもないんです。
恐ろしいです^^
ほぼ毎日食べまくっていましたから…



その大好きだった食べ物とはいったいなんでしょう?(;^_^a)

ヒント:私の最初の先生は、この食べ物を“毒の塊”と表現しました。^^
答えは、来週!
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by ietaka-karatsu | 2006-02-01 14:49 | 真実が隠れた!?物語

資格と言う名の呪縛 その六

空から一枚の羽が降って来ました。
どうしてもその羽が欲しい。
しかし、その羽を掴まえようとすればするほど、その羽は逃げていってしまいます。



今回はそんなお話です。

K店長をなんとか見返してやりたい。
そのためには、まず自分も店長にならなければ…
そんな時、社内で推売コンクールが開催されると言う。

このコンクールで、優秀な成績を残して、会社に実力をアピールし、店長へのステップにしよう。私はそう考えたのでした。


推売する商品は、脂肪を減らす作用があるという漢方薬。
いかにも怪しい^^ (怪しくないです。医薬品で、今でも売っています)
この商品を売りまくりました。(^^)v


結果は、みごと社内1位。
社内どころか、全国の取扱店でも圧倒的な1位になってしまいました。(三ヶ月の販売個数)


えっ、どうやって売ったかって?


それは、またいつかお話しするとして…^^
会社から表彰されました。どこいったっけな、表彰状^^


その後は大変でした。(汗)


あれこれ売ってくれと、上司から、次々に指示が飛んできました。
その指示通り、頑張って色んな商品を売りまくりました。


けれど、私は、そのときは、店長になりたかったんですね。
店の売上を上げるアイデアも色々あったし、とにかくK店長を見返してやりたかった。


ところが、会社は売りたい商品をたくさん売ってくれる薬剤師はとても貴重らしく、なかなか店長にしてくれない。

だんだんと、推売品を売るのも疲れてきてしまったんです。
給料も別にあがらないし…

いくら推売品を売っても、店長への道にはつながらない。

でも、最初のコンクールの結果が結果だけに、販売数が少しでも減ると、「唐津さんは、最近頑張ってない!」とか言われちゃう。

別に手を抜いていたわけではないんです。
最初の結果は、120%、フルパワーの結果なんです。

けれど、会社は毎回それを求めてくる。
とっても疲れるし、いくら頑張っても、自分の望みである“店長”は見えてこない。

はー、どうしてこううまくいかないんだろう…

そんな思いで働いていました。


ここで、最初の羽の話のに戻ります。

上から降ってきた羽。
どうしてもこれが欲しい。


どうすれば、この羽が取れると思います?


掴みにいくと、羽は逃げていってしまいます。
でも、手のひらをそっと差し出すと…


いつの間にか手の上に羽があるんです!!


いつからか、私は、店長になるということに執着するのを止めました。
そして、改めて、推売品を一生懸命売りました。

与えられた目の前のことを、一生懸命こなしていたんです。


すると…

あるところから誘いが来たんです。
薬剤師兼店長として、迎えたいと。
当時の僕にとっては破格の条件で…


こうして、店長として新たな会社に移ることになるのですが…

結局、今考えると、無理な上昇志向よりも、目の前のことを一生懸命こなす。
これが何よりも大切なんだと思います。


最近は、無理矢理の上昇思考が流行りつつあるように感じます。

それよりも、与えられた目の前のことにもっと目を向ける。
そして、それを一生懸命こなしていく。
そうすれば、自然と道は開けてくる。


人生ってそんなものなのかな、なんて感じる今日この頃です^^


次回で、資格と言う名の呪縛は最後です。
最後は、私の資格に対する考えを総括したいと思います。

写真は私が売りまくった、脂肪を減らす漢方薬!!
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by ietaka-karatsu | 2005-11-23 23:42 | 真実が隠れた!?物語

資格と言う名の呪縛 その五

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続きです。

調剤の一切ないドラッグストア。
そこは“いかに売上を上げるか”の世界でした。


新しい職場での仕事が開始。
私は一人の店長の下に配属されました。
その店長をK店長としましょう。


実は、そのK店長との出会いは、頭をハンマーで殴りつけられるくらいの衝撃があったんです…


「薬剤師の唐津です。よろしくお願いします」

こう挨拶したこの後、私はその店長から手痛い“洗礼”をあびることに…(。_ 。)


K店長は初対面の私に向かって言い放った。


「ああ、新しい薬剤師さんね。薬剤師なんて、法律上必要なだけで、ぜんぜん仕事出来ないんですよね」


カチーン。
この野郎~、それが初対面の人に向かって言い放つセリフか…(` ’)


彼は、私と同い年。
高卒。
背も小さい。
みるからに、仕事が出来なそう。


そんな彼の給料は、なんと、薬剤師の私よりも数段上だった。
店長だから、立場も当然上。


なぜ彼の方が圧倒的に給料が上なのか?


それは、彼は、この会社の中で、最も売上を作る店長だったからなんです。

他のどの店長もぜんぜん及ばない。
毎月、ダントツの売上達成率をたたきだしていたんです。


彼は高卒だから、学歴は完全に私の方が上。
勉強してきた量や時間も断然自分の勝ち。

ただ一つ。
売上を上げるセンス。
これだけはピカイチだったのでした。(@_@)


正直、めっちゃ悔しかったー。

自分と同年代の奴に小ばかにされ、命令には従わなければならない。
そして、給料も彼のほうが断然上。


いったい自分の歩んできた道は何だったのか?
少なくとも、彼には負けないくらいの努力はしてきた。(当時の自分はそう思っていた)
たくさん勉強もした。

なのにこの差はいったい何?

資格を取れば、たくさん給料がもらえると思っていた。
親にもそう教わったし、みんながそう言う。


しかし、現実は違っていた。
甘かった。(--)


会社でいかに実力を発揮するか。
いかに売上を上げるか。

会社にとってはそういう人が最も必要なのであって、その実力に応じて、給料が高くなるのは当然だったんです。


よし、私も、店の売上を上げて会社に貢献してやる!
そして、いつかK店長よりも多くの売上をたたき出してやる!


そう心の中で宣戦布告をしたのでした。


しかし、私は入ったばかりで、実績も発言力もほぼゼロ。
それに、薬剤師の仕事は、基本的に“店の売上を上げる方法”考えることではないんです。

薬剤師の仕事は、薬局に訪れたお客さんに、薬の説明をして、そのお客に合った薬を選んであげることがメイン。

一日中レジに突っ立って、お客さんが来たら、薬の説明をするという仕事。


K店長が言うように、ただ居るだけでぜんぜん役に立たないんですよ。はっきり言って…
他の薬剤師は、その立場に甘んじて、まるでやる気なし。

これじゃK店長じゃなくても、“役立たず”って言いたくなる。


何とか、自分の実力を会社にアピールしなくては…

そんなときに、社内で面白い企画が開催されるというお話。
それは 商品推売コンクール

これは、ある商品を、“誰がどれくらい売るのか”を社内で競うコンクールだ。

よし、このコンクールで実績を作って、社内アピールだ。
そう心に誓った。


そして、このコンクールの結果が、今後の私の“新たな苦労”の呼び水になるのである。


続く。(何か苦労話ばかりやな…^^)
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by ietaka-karatsu | 2005-11-16 22:00 | 真実が隠れた!?物語

資格という名の呪縛 その四

一週間のご無沙汰でした。


いちおう、毎週水曜日更新予定です。
あくまで予定です!^^
どうぞよろしくです。


さて、つづきです。

金欠に追い込まれた私は、さすがに困り果て、渋々、薬剤師として働くことを決意。
近くのドラッグストアの“パートの募集”に連絡したのでした。


履歴書を持って、早速その店の面接。


店長は開口一番、とんでもないことを言う。

「君は調剤の経験があるみたいだね。うちは今後、調剤に力を入れていくからちょうどよかったよ。」


なに?ちょ、調剤?
ちょっとまて、ここは調剤なんてやってなかったはず。


奥の方をチラッと覘く。
すると…


ゲゲッ、いつの間に調剤室が出来ているではないか。
前に覘いたときにはなかったのに…


ガビーン、ガビーン、ガビーン (古くてすみません^^)


店長は今すぐにでも調剤室に入って働いて欲しいといった感じ。
私のお財布の中には数百円しか入っていない。(泣)


「NO!!!!!!」


などとは当然言えず、作り笑顔で、「はい。調剤でも何でもやらせていただきます!」
と答えたのでした。(--)


結局、あれほどやりたくなかった調剤に逆戻り。
勢いよく辞めてから、2年間逃げ回った挙句が、再び調剤。

このときは、「なーにやってんだろ、俺」と本当に落ち込みました。

前回も言いましたが、逃げれば逃げるほど、現実は逃がさないように、見たくない現実を見させるように仕向けてくるんですね。


唯一救いだったのが、日曜日。
日曜日は、調剤業務がなく、売り場の担当だった。

いつもお客として見ていた世界。
それが、今度は物を売る側の世界に変わった。


お店の目的はたった一つ。
それは、売上を上げることだった。


店長を中心に、みんなが力を合わせて、売上を上げていく。

そのときのみんなの頭の中は…


いったい、どうすれば、お客さんがたくさん来てくれるのか?
来たお客さんに喜んでもらうにはどうすればいいか?
どうすれば、お客さんが再び来店してくれるのか?
どんな値段をつければ、たくさん売れるのか?
利益の高い商品を売るためにはどうすればいいか?
どういった、商品が今流行っているのか?
どのような陳列をすれば商品が売れるのか?
どんなPOPを書けば、お客様の目に留まるのか?
(POPとは、値段や、商品を説明する紙のことです。)

エトセトラ、エトセトラ。


その頭の中の質問の答えに応じて、みなそれぞれが自分の担当の仕事をこなしていく。


薬剤師でありながら、こういったことを学んでいった。
売上を上げるために、自分も色々頭を使って考えた。
そして、いつの間にか、考えることが楽しくなってきていた。


決められたことをこなすだけの調剤と違って、考える“自由”があった。
ここでの経験は、本当にためになった。


一年後、正社員として、新たな職場が決まった。
調剤の一切ない、ドラッグストア専門の会社。


そして、私は“いかに売上を上げるか”の世界に身を投じていった。
そこで、私は一人の店長と出会うことになる。

私と同年代。

そして、実はこの店長が、私の歩んできた道を完全否定することになるのであった。

このお話は、また来週。


           写真は、私がパートしていたドラックストア
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by ietaka-karatsu | 2005-11-02 17:12 | 真実が隠れた!?物語

ちょっと一休み

おばあさんと泥棒


むかーし昔、ある所に、おばあさんが一人で住んでいました。


ある日の夜のこと。
おばあさんの家に泥棒が入りました。

狭い家だったので、泥棒はおばあさんにすぐに見つかってしまいました。


泥棒はおばあさんに包丁を突き出し「やい!お金をだせ!」と脅かしました。

おばあさんはびっくりして、答えました。
「は、はい、すぐに持っていまいります。たしか、タンスの引き出しの奥のほうに、金貨が二枚あったと思いますので…」


しかし、タンスのどこを探しても、金貨は出てきませんでした。


「おかしいなぁ、確かに金貨が二枚あったはずなんやけど…、泥棒さん、見つかったらあんたに差し上げますけん、あんたも一緒に探してくださいな」


こうして、泥棒はおばあさんと一緒に金貨を探し始めました。

ところが、この狭い家をいくらさがしても、なかなか金貨は出てきません。

夜が明け、あたりが明るくなり始めたころ、ようやく金貨二枚がみつかりました。


「よかったなぁ、見つかって。ほれ、もっていきな!」
おばあさんは泥棒に金貨を二枚渡しました。


泥棒は少し戸惑いながらも、金貨を受け取り、走り去っていきました。


泥棒は、朝日が昇る一本道を歩いていきました。
すると、後ろから呼び声が聞こえます。


「お~い、泥棒さ~ん」


なんと、先ほどのおばあさんが走って追いかけてきました。
おばあさんは、息を切らしながら、やっと泥棒に追いついて言いました。


「おし入れの奥の箱の中から、金貨が3枚もでてきよった!ほれ、もっていき!」


泥棒は目に涙を浮かべています。


「どうしたん、お金ほしいんやろ。ほれ、もっていき!」


泥棒は先程の金貨二枚をおばあちゃんの手の平に置いて、泣きながら走り去っていきました。


この日以来、この泥棒さんは、泥棒をやめたのでした。



(タイトル、出典等すべて覚えていません。どこかで読んだ話を多少アレンジして書いてみました。)
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by ietaka-karatsu | 2005-10-25 23:53 | 真実が隠れた!?物語

資格という名の呪縛 その三

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ごぶさたしました。続きです。

さて、勢いよく会社を辞めた私ですが、この後、本当に大変な思いをするんです。

会社にいた頃は、いっぱいいっぱいで何も考えられなかったんですね。
辞めたことで、たまりに溜まったストレスから、やっと開放されました。

それはいいんですが、ふと冷静に考えると、とんでもないことに気が付いたんです。
それは…


「この先自分の進む道に選択肢がない!」ということです。


どういうことかというと、私はそれまで薬剤師という資格を取る事にすべてを注いできた。
つまり、その頃の私は、薬剤師の資格を使わなければ、右も左もわからない、なーんにも出来ない、ただの人。


ただの一般ピーポー。
いや、ただのプー。


結局、私にはこの先、“薬剤師として生きていく”という選択肢しか、ほぼなくなっていたんです。
こんな基本的なことに、辞めてから気が付いたんですよ、お恥ずかしい話ですが…


さて、どうしたものかと、もう一度良く考えてみたわけです。


基本的に薬剤師の人が進む道は、大きく二つしかありません。

一つは、薬局または病院に勤めて、調剤をする。
もう一つは、OTCと言われる一般の薬屋さんの店員。
いわゆるドラッグストアの店員です。

少し前の時代なら、自分で薬局を開くということも出来たんですが、現在はドラッグストアがそこら中にありますよね。
つまり、この選択肢はほぼゼロ。開業資金もないし…


調剤は二度とやりたくない。
かといってドラッグストアの店員というのも、あんまりやりたくなかったんですね。

いいイメージが湧いてこない。
ティッシュを運んだり、レジ打ちしたりと、スーパーの店員みたいな仕事?
そんなイメージを抱いていました。

ぶっちゃけ、他で働くことが出来なくなった薬剤師が、最後に行きつくような所と思っていたんです。


調剤はやりたくない。ドラッグストアもイヤ。
そうしたら、後は最後の手段。

薬剤師と言う資格をきっぱりとすてて、すべてを一からやり直す、という選択肢。


なんと、私が選択したのは、その最後の手段。バカですよねー。^^


なんと自分のとった道は、医学部を受験して、医者になるという選択肢だった。
親はあきれて物も言えないという感じだった。


一年後、国立医学部を受験するも、当然不合格。


当たり前なんですよ。合格出来るわけないんです。

当時は真剣に勉強したつもりだったし、模試の試験でも合格判定が出ていた。
でも、本当に医者になりたかったのかと言えば、今考えると???である。


つまり、単なる現実逃避だったんです。


薬剤師はイヤ!と目の前の現実から逃げているだけの自分。
それを認めたくない。


しかし、認めたくなくても、現実は容赦しないんですよ。(泣)


そして、その現実が突きつけてきた最初の仕打ち。

それはお金でした。

貯金はすべて使い果たし、収入源はゼロ。

同年代のやつらは、みんなそろそろお金が溜まるころ。

車を買うやつ。
マンションを買うやつ。
家を買うやつもいた。


みんな社会人としてバリバリ働いている。そんな中、自分だけはプー太郎。


その年に誘われた同窓会には出席しなかった。
合わす顔がなかったとかそういう前に、お金がなくて参加できなかったんです。はい。


こんなにみじめなことはなかったです。(--)


そんなこんなで、さすがに“薬剤師がイヤ”なんて言ってられない。
そんなとき、タイミングよく!?近所のドラッグストアが“薬剤師募集”の張り紙をしている。

こうして、渋々、このドラッグストアでパートとして働くことになったのでした。


しかし、渋々働くことを選んだ、このドラッグストアがきっかけで、私の新たに進むべき道が見えてくるのでした。

と同時に、資格というものが“なんの意味もなさない”ということも理解しはじめるのでした。


続く

「受け入れたくない現実から逃げれば逃げるほど、天!?はさらに厳しい現実を用意する。」 
                                                 唐津
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by ietaka-karatsu | 2005-10-19 21:08 | 真実が隠れた!?物語

資格という名の呪縛 その二

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薬局勤務時代の私














私は薬剤師の免許を持っています。
その私が、社会人になって最初に心に誓ったこと。それは…


「薬剤師を辞めよう!」ということでした。         ← なんつー親不幸者でしょう(笑)


高校時代に引き続き、大学時代も私は遊びほうけていたのでした。^^Y
大学生最後の4年の夏。
半年後には国家試験が控えている。
遊びまくっていた私も、さすがに「やばいな」と思い始めたんですね。

それで、夏を過ぎてからは、彼女もほったらかして、必死に勉強したんです。
朝から晩まで、勉強、勉強、勉強の毎日。
彼女には泣かれました。(笑)

翌年、彼女をほったらかしたかいあって、見事に薬剤師の免許を取得!

そして、その後、東京のある調剤薬局に就職したんです。
調剤薬局とは、つまりお医者さんに行って見てもらった患者さんが、薬を出してもらう薬局のことです。

当時は、大学生の就職がなかなか決まらなかった時代でした。
そんな中、私は、第一希望の会社にあっさり合格。
就職活動は、なんとその一社のみ。


「薬剤師免許の威力はすげー」なんてニヤニヤしていたんですよ。o^^o


医療に携わる仕事と言えば聞こえはいい。
そして、遊びながらも、一応はたくさん勉強もした。
「よ〜し、人々の健康維持に貢献するぞ!」などと、希望に燃えて勤務初日を迎えたのでした。


ところが…


待っていたのは、私の想像とはかけ離れた世界でした…



薬剤師は女性が多いんです。
私の勤務先も、6人中男子は自分だけ。

女の世界^^

陰で悪口は言いたい放題。
陰険なイジメ。


女だけのイヤ〜な世界をたっぷり味わいました。^^


そして、調剤室は通常とても狭いんです。
狭い空間に人が入り乱れるから、とっても気疲れします。

さらに、その薬局の責任者が、権限を利用して、やりたくない仕事を全部部下に押し付けるおばさん店長。
これが最悪!ストレスで夜も眠れなかった。(泣)


病人の集まる陰気な雰囲気。
ピリピリした、狭い空間。
陰険なイジメに胃の痛む毎日。


とにかく最悪の職場環境でした。



そして、何より仕事内容が苦痛でたまらなかった。

調剤で求められるのは、スピード、スピード、スピード。
とにかく速く薬を用意して、患者に渡すこと。
これ以外にないんです。


患者さんも求めているのは速さのみ。

通常、患者さんは、病院で長い時間待たされ、薬局でも待たされるから、とても機嫌が悪い。
丁寧さなど全く求めていないんですよ。

どの患者も「説明なんかいいから、早く!」ってな感じです。


はっきり言って、学校で勉強してきた薬の知識など、全く役に立ちません!
そして、この調剤という、ただ単に薬を出すと言う仕事は、慣れてしまえば、高校生のアルバイトでも出来る仕事です!

イヤ、大袈裟でなくてマジで…


以下に、調剤薬局の仕事内容を簡単に説明しますね…


① コンピューターに患者の情報、飲む薬の内容を入力する。
② 医者の指示どおり(処方せんの内容通り)薬とその袋を用意。
③ 出した薬に間違いがないかチェック。
④ 患者に薬の説明をして渡す。


たったこれだけ!
ちょー簡単でしょ。
慣れてしまえば、ほんとに誰でも出来る。

この①〜④の作業をいかにすばやくこなすか。
この作業が開店から閉店まで延々と続く。

ほんとに誰でも出来る仕事。
なのに、なぜ薬剤師がやらなくちゃいけないか。

それは、責任上の問題なんですね。
何か間違いが起きたときのために、薬剤師が責任を持って…ということですね。


でも、実は、その責任さえも、ほとんど心配要らないんです。
なぜなら、日本の薬はとっても安全に作られているから。

例えば、軟膏一本、赤ん坊が間違えて飲み込んでしまっても、命に全く別状はないと言われている。
これくらい安全なんですよ、日本の薬は。
つまり、よっぽどのヘマをしない限り、間違いなんて起こりようがないんですね。


「薬剤師って、いったい何のための資格なんだろう…」常々そう思います。^^


慣れれば、高校生でも出来るような仕事。
変化のない単調な作業が朝から9時間。
陰湿な職場環境


はっきり言って、最悪でした。


土日の休みも、月曜からの仕事のことを考えると、もう憂鬱で、憂鬱で…
ぜんぜん休んだ気がしなかった。


薬剤師でいる限り、この仕事が永遠に続くのか…
そう思った私の決断は早かったですよ。


「さっさと辞めよう…」^^


一応“調剤”という仕事を一通り身に付けてからということで、一年後、勢いよくその会社を辞めたのでした。


ところが…


この後、この薬局で働いてたことがとても幸せに感じるくらい、更なる苦労が私を待ち受けているのでした。


続く
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by ietaka-karatsu | 2005-10-13 01:29 | 真実が隠れた!?物語

資格という名の呪縛 その 一


「資格なんてクソくらい!」
ほんとにそう思う。


自慢にもならないが、私は薬剤師の資格を持っている。
薬剤師。全国で約31万人。


「へー、薬剤師ってそんなにいるんだ。案外簡単に取れる資格なの?」


もちろん、簡単ではないですよ。
それなりに時間もかかるし、勉強しきゃいけない量は膨大です。お金もかなりかかります。

薬剤師になるには、まず大学を卒業しなければなりません。
それも普通の大学ではなくて、薬科大学といって、薬剤師になるための専門の大学を出なければならないんです。
そして、その後に国家試験。これに合格する必要があるんですね。
 
もともと、私は薬剤師になりたいとは微塵も思ってもいなかったんです。

高校時代、私は部活動と遊びにふけっていました。
結果、現役のときは見事に受験に失敗。^^Y

一年間の浪人の末に、5校の大学にやっと合格。
そのうちの一校が日本大学の薬学部だったんですね。
ちなみにその他はすべて理工系の大学。


「別に薬剤師になりたいわけでもないのに、なぜ薬学部を受験したの?」


それはですね、薬学部は入試科目のうちの“化学”をすごく重視するんです。
特に“有機化学”。
試験の5割は“有機化学”が出題されるんです。


「“有機化学”って何?」


そう思うでしょうけど、それは置いておいて、実は“有機化学”ってとても簡単なんです。
一ヶ月くらい勉強すれば、誰でも点数が取れるようになるんです。


それから、日大の薬学部の受験はすべてマークシート方式。
つまり、得意の“有機化学”とマークシート方式を利用して、まぐれで受かることもあるだろう、というのが当時の僕の本音だったんですよ。

そして、見事に合格してしまったんです。

そうしたらですね、親が大喜びしてしまったんですね。
合格した本人よりも何倍も…

高校時代の私の成績は、学年384人中370番くらい。^^
「どこか一つでも引っかかって(受かって)くれれば…」
これが当時の親の本音だったんですね。

そして、当時は受験者の数がものすごかったんです。ベビーブーム世代の受験生だったから。
だから、競争率がめっちゃ高い。今の数十倍。

合格するための偏差値も、どの大学も異常なほど高かった。
日大薬学部は、確か60位だったと思う。

高校時代、成績の悪さで、担任から呼び出しをくらったこともある。
そんな息子がですよ、偏差値60の薬学部に合格したのだから、大喜びするのも無理もない。


「これで将来は安心!」
「老後の面倒は頼むよ!」


そんなセリフを何度となく聞かされた。

まるで薬剤師にさえなれば、高い給料がもらえてお金に苦労することはない、とでも言いたそうに…

こうして親の勧めもあって、日大の薬学部に行くことになった。

当時の学費は、一年間約300万。4年で合計1200万円。

1200万ですよ!
当然、私が払ったわけではないですが、冷静に考えるとすごい金額ですよね。


そして、薬学部は他の大学と違って、実験、レポート、実験、レポートの繰り返し。
遊ぶ暇なんてほとんどない。(それでも私は遊んでましたが…^^)


実に、4年間という貴重な時間と勉強するエネルギー。
そして1200万という高いお金をつぎ込んで、薬剤師の資格を得たのであった。


しかーし、
この薬剤師という資格のおかげで、のちの私は大変苦労することになるのであった…  

続く


         これが、後に大変な苦労を呼び込むことになる、薬剤師免許!!
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by ietaka-karatsu | 2005-10-05 17:33 | 真実が隠れた!?物語